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日本農業遺産認定「有田みかんシステム」・世界農業遺産について

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世界農業遺産への認定申請が承認されました

有田・下津地域世界農業遺産推進協議会で農林水産省に世界農業遺産への認定申請に係る承認申請を行っていた「有田・下津地域の石積み階段園みかんシステム」(海南市・有田市・湯浅町・広川町・有田川町)が承認されました。
今後、国連食糧農業機関(FAO)へ世界農業遺産認定申請書を提出し、FAO による現地調査を経て審査が行われます。

○システムの概要
長峰山脈を挟んで隣接する有田地域、下津地域は、400 年以上前から農家の手により壮大な石積み階段園を築き上げ、自然条件を巧みに活かした多様な品種系統の導入と、貯蔵技術の駆使により7ヶ月におよぶ長期間のみかんの安定生産・出荷を実現した、世界的に重要な農業システム。

○活動経過

R4 5.26

有田・下津地域世界農業遺産推進協議会設立

日本農業遺産に認定されている有田地域と下津地域と合同で世界農業遺産認定への取り組みを行っていく。

  6.3 農林水産省へ申請書を提出
  8.26  一次審査(書類審査)通過
  10.27 世界農業遺産等専門家会議委員による現地調査
  12.19 二次審査(プレゼンテーション・質疑応答)
R5

1.17 

世界農業遺産への認定申請に係る承認

○今後の予定

R5.1月~秋頃 世界農業遺産等専門家会議の意見等を申請書に反映及び英訳申請書の作成
英訳申請書をFAO へ提出
R6(時期未定) FAOによる現地視察

農業遺産について

何世代にもわたり継承されてきた独自性のある伝統的な農林水産業と、それに関わって育まれた文化、ランドスケープや農業生物多様性などが相互に関連して一体となった、世界的に重要な伝統的農林水産業を営む地域(農林水産業システム)を認定する制度です。農業遺産には、国連食糧農業機関が認定する「世界農業遺産」と、農林水産大臣が認定する「日本農業遺産」があります。

和歌山県では、令和2年度までに「みなべ・田辺の梅システム」が世界農業遺産に、「下津蔵出しみかんシステム」が日本農業遺産に認定されています。

日本農業遺産認定「有田みかんシステム」について

有田みかん地域農業遺産推進協議会で、農業認定を目指していた「みかん栽培の礎を築いた有田みかんシステム」が令和3年2月19日に農林水産省より日本農業遺産に認定されています。

有田みかんの紹介イラスト

みかん栽培の礎を築いた有田みかんシステム

「みかん栽培の礎を築いた有田みかんシステム」とは、日本ではじめて、みかん栽培を生計の手段に発達させるとともに、持続可能な開発を可能にし、当地域を日本一のみかん産地に発展させた持続的農林業システムです。

申請団体:有田みかん地域農業遺産推進協議会

有田みかんシステム概要図

参考リンク

農林水産省 世界農業遺産・日本農業遺産
みなべ・田辺地域世界農業遺産推進協議会
海南市 日本農業遺産認定「下津蔵出しみかんシステム」

このページに関するお問合せ先
地域振興課 振興班 TEL 0737-23-7764 FAX 0737-63-3085
最終更新日:2024513

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