谷口又吉翁
谷口又吉翁とは?
谷口又吉翁は広川町滝原出身で旧津木村役場や旧瀧原洞の建設資金を援助し、広川町発展のために尽力した方です。
これらの功績を称えられ、昭和3年9月に頌徳碑が建碑されました。この頌徳碑は平成22年3月に谷口又吉翁頌徳碑移設実行委員会により町道沿いの分かりやすい場所に移設されましたので、この機会にぜひ一度訪れて頂ければと思います。
<頌徳碑文>
愛郷心
谷口又吉君は、現代の偉人である。この地の谷口亀蔵氏の四男で、明治八年生まれ。年若くして大阪に行き、よく努力して産業の振興に尽くす。その人柄は義理に厚く、故郷への思いも深い。先に独りで役場建設の費用を出し、今また瀧原トンネル掘削にあたり、岩淵森林組合と瀧原区とその工事を分担したが、巨額の資金負担に、区民は苦しんだ。この時、貴君は三千円を出し之を援助した。これで大昔からの難所の路もなくなり永久に平坦な路を歩くことができるようになった。区民は歓喜し、石碑に貴君の美徳を記して末永く顕彰する。
<頌徳碑原文>
谷口又吉君現代之偉人也當地谷口亀藏氏
四男明治八年生少歳之于大阪努力興産為
人義惠愛郷念篤曩獨資建役場今又瀧原洞
開鑿岩淵森林組合與瀧原區工費分擔巨額
要資區艱之君出三千圓援助之爰除千古之
難途得萬世之坦路區民歓喜勒石永記其徳
昭和三年九月瀧原區建之 森兵撰書
硯齋刻
<旧瀧原洞と移設された頌徳碑>
【移設された谷口又吉翁頌徳碑】
【旧瀧原洞】